風柳メモ

ソフトウェア・プログラミング関連の覚書が中心

1台運用のCear pavé(CP-4000)の音がBT-W6との組み合わせで化けた件

いきなり結論

Cear pavé(CP-4000)が1台だけの環境でも、Bluetoothオーディオトランスミッター(USBドングル)である Creative BT-W6に接続して以下のように設定することで音が別物のように変化したので、該当する環境*1のある方は騙されたと思って試していただきたい*2

なお、あらかじめこちらからOS(現状Windowsのみ)を選択してCreative Appをダウンロードした上でインストール&起動しておくこと。

  1. Creative BT-W6Cear pavé(CP-4000)を、ブルートゥース クラシック&ハイクオリティ/aptX Losslessで接続*3
    BT-W6とCear pavéをatpX Losslessで接続
  2. Creative Appの再生>オーディオクオリティにて、
    • オーディオクオリティを24 bit, 48000Hzに設定*4
    • ◉ スピーカーで、フルレンジスピーカー:ON、スピーカータイプ: デスクトップを選択
      オーディオクオリティは24bit,48000Hz・スピーカータイプはデスクトップに設定
  3. デバイスで、Acoustic EngineのSurround・Crystalizer・バスをONにして好みに調整
    ※自分の場合、サウンドモードで「ミュージック」を選んだ後、バスをONしたものをベースにした(ちなみにイコライザーはそのままか、なんなら私的にはオフでも可)
    Acoustic EngineのSurround・Crystalizer・バスをONにして調整

経緯

「20万円を超える3Dサラウンドが、いつでもどこでも手のひらに。」の謳い文句につられてクラウドファンディングで手に入れたCear pavé。

いざ手元に届いてたので試してみたら、音場が(それまで使っていたJBL Pebblesと比べても)狭くてサラウンド感もいまひとつだし、据え置きで使う分には不要だったり使いにくい機能が多かったりで、『うーん、微妙だなぁ、やっぱり複数台運用が前提なのか? ちょっと失敗だったかも』と思いつつ、まぁ音はそれなりだしと使っていたのだが。

Windows PCなのもあってずっと有線(USB-C)接続で運用していたのが、BT-W6との接続を試しているうちに、ふとAcoustic Engineを有効にしたら、『べっ、べつもの!?』というくらいに印象が変わるほど私的に好みのサウンドになって感動した、という話

低音はズンズンと響くようになったし、ボーカルはクリアになるし、音場も広がってサラウンド感が増した気がする(さすがに回り込むまではないけれども)。

たとえばシーイヤー株式会社さんの公式アカウントの方からおすすめされている再生音源

もちろんCear pavéの良いところを引き出すような音源を選ばれていると思うのだけれど、これもAcoustic Engineを有効にするとさらに飛躍した音に変わるので、ぜひ聴き比べていただきたい。

正直、イヤホン(Denon PerL Pro)でAcoustic Engineを試したときには『なにかいかにも作られたような感じの音で、好みじゃないな』とオフにしてしまったくらいなのだけれど、まさかCear pavéとの組み合わせがこんなにしっくりはまるとは思いもしなかった。

購入後8ヶ月も経過してからようやく、(少なくとも音に関してだけは)『買ってよかった』と思えるようになったことが、嬉しい。

まぁ、いまだに新しい発見がある、面白い(?)スピーカーだよ、ということで……。


*1:Windows PC+BT-W6+Cear pavé、まぁ少々(?)ニッチかも知れぬ

*2:もちろん「本当に騙された!」となっても責任はとらないけれども……まぁそのときには人の好みは様々ということであきらめて欲しい

*3:ここでは音質と接続安定性を優先してこう書いているけれど、ロー レイテンシーやLE オーディオであっても同様に効果はある

*4:96000Hzにすると、aptX Losslessや、別途Dolby Atmos for Headphonesなどの立体音響が無効化されてしまうので注意