風柳メモ

ソフトウェア・プログラミング関連の覚書が中心

とある面倒くさがりの独り言

IE系ブラウザを使っていた頃

自分はもともと、個人的にはWindows使いであり、IE使いであった。
Windows上で動作するFirefoxを知ったのは2004年12月頃のことらしいが、それでも、2006年01月までの1年以上は、ずっとIEを使い続けていた。

理由は、IEとFirefoxの違いが解らなかったから…というか、単体ではそんなに大した違いは無かったように思うし、『拡張したらなんでも出来る』『ずっと使いやすくなる』らしかったけれど、“拡張する”という行為自体が、当時は面倒臭くてやってられなかった。
また、IEでしかまともに閲覧ができないページも多かったことも原因の一つ。

それに対して、Sleipnirは、2006年1月にその存在を知った瞬間から使い始めるようになった。

IEのエンジン(Trident)を使っているから閲覧出来ないページというのもほとんどなかったし、タブやマウスジェスチャなど、一度知ってしまったら戻れない便利機能が、最初からついていたことがやはり大きい。

面倒臭がりの自分には、最初から一通りのことが出来る『定食』*1感覚のブラウザであったSleipnirが、ぴったりだったのだろう。

Firefoxに移行したわけ

それが、2007年の1月頃から、徐々にSleipnir→Firefoxへとメインブラウザの座が移行して行った。
理由としては、

  • Sleipnirでも拡張機能はあり、特にSeaHorseを使った拡張をいろいろと入れたり作ったりしていたら、その結果なのかなんなのか、動作が妙に重くなってしまったこと。
  • Sleipnirのおかげで拡張という概念に慣れ、FirefoxをSleipnir相当の使い心地とするのに、あまり手間を感じなくなっていたこと。
  • Firefoxが普及してきたおかげで、Firefoxでは閲覧に問題が出るようなページがほとんど無くなったこと。

といったところだろう。

ちなみに最近、Sleipnirの動作が重い主要な原因は、Headline-Readerプラグインであることが判明。
ところが、ほぼ唯一と言ってもよいSleipnir併用の目的もHeadline-Readerであるので、始末がわるい。
いまさら、オンラインやFirefoxの使いやすいFeedリーダを探して移行するのも面倒だ……さて、どうしたものか。

そして現在

とにかく軽いGoogle Chrome*2
最初のころは『おお、速い』と思いつつ、初期の頃のFirefoxにも通じるそのあまりの素っ気なさ(=最初からついている機能の少なさ)に静観していたものの、最近はその動作の軽さと、出揃いつつある便利な拡張機能のおかげで、自作アプリの確認を中心として活躍中。Firefoxのメインブラウザの地位を脅かしつつある。

ちなみに、表示(主としてそのフォント)は気に入っているSafariについては、この辺りの記事を読む限り、拡張機能を使うのがどうも面倒臭そうに思えて、メインブラウザとして使う予定は今のところはない*3

Operaについては…ユーザサイドスクリプト関係で立上げたりはするが*4、自分的には、これといって使いたいと思わせるものはない、と言わざるを得ない*5

他のブラウザは、あまり試したことがない*6

ところで

こういう自分みたいなのは少数派なのかなんなのか。
ブラウザ遍歴を持つ人は、どういう経緯で移行して行ったのか、ちと興味が無くもない。

*1:ちなみに一人で食堂に行くと、大抵は1分と悩まずに適当な定食に決めてしまう。細かいメニューを一々選択するのがおっくうだからだ。

*2:突然前ぶれもなく急に重くなることもあるけれど

*3:気が変わって突然Macユーザにでもなった日にはどうなることかわからんが

*4:互換性の確認のため。自分はもともとIE系ユーザであったためか、なるべくクロスブラウザで動くことを目指してスクリプト等を作る傾向が有る。

*5:PHSにはデフォルトで付いていたので、使ってるといえばつかってる、のか?

*6:こんな私の琴線に触れるような未知のブラウザがどこかにあるのやも知れないが。